
整骨院で対応できる椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアは、背骨のクッション役である椎間板が飛び出し、神経を刺激して腰やお尻、脚に痛みやしびれが出る状態です。まず大切なのは、原因がヘルニアだけとは限らず、筋肉の緊張や関節の動きの悪さが症状を強めていることが多い点です。整骨院では医療機関の検査や診断の代わりはできませんが、痛みを増やす体の使い方や負担を減らし、回復を後押しするサポートが期待できます。
ここからは、整骨院での椎間板ヘルニア治療の考え方を、初心者の方にも分かりやすく整理します。自分に合う選び方の目安にしてください。
症状が出やすいパターン
前かがみで痛む、長く座ると脚がしびれる、朝の動き出しがつらいなどはよくある訴えです。一方で、しびれの範囲や力の入りにくさは人により違います。日によって変動する場合は、筋肉のこわばりや姿勢の癖も関係している可能性があります。
整形外科と整骨院の役割分担
強いしびれや麻痺が疑われるときは、画像検査や投薬などができる整形外科が第一選択です。そのうえで、体の動きの改善や日常動作の調整を進めたいときに整骨院を併用すると、生活の中での痛み管理がしやすくなります。
整骨院で行われることが多い施術
整骨院の椎間板ヘルニア治療では、無理に押したり強くひねったりするより、負担を減らす方向で体を整えることが基本です。痛みが強い時期は特に、刺激量を控えめにして炎症を落ち着かせる視点が重要になります。
施術の内容は院ごとに異なりますが、考え方としては共通点があります。次のような要素が組み合わさることが多いです。
筋肉と関節のバランス調整
腰だけでなく、お尻や太ももの筋肉が硬いと神経への圧迫感が増えやすくなります。手技で緊張をゆるめ、骨盤や背骨の動きを出して、痛みが出にくい姿勢へ導きます。
姿勢や動作のアドバイス
座り方、立ち上がり方、物の持ち方などを少し変えるだけで、再発しにくさが変わります。仕事中はこまめに立つ、腰を丸め過ぎない、足を組まないなど、できることから始めるのがコツです。
セルフケアの提案
呼吸を使った体幹の入れ方、軽いストレッチ、温め方など、家で続けられる方法を教えてくれる院もあります。短時間でも毎日続ける方が、強い運動をたまにするより安定しやすいです。
受診を優先したいサイン
次のような場合は、整骨院だけで様子を見るより医療機関の受診を優先してください。脚の力が急に入らない、歩きにくい、排尿や排便の違和感がある、痛みが日に日に増す、といった変化は早めの判断が安心です。
最後に
整骨院の椎間板ヘルニア治療は、検査や診断の代わりではなく、体の使い方と負担の調整で回復を支える役割が中心です。整形外科で状態を確認しつつ、痛みの波を小さくするために施術と生活改善を組み合わせると進めやすくなります。無理をせず、今できる範囲の動きから整えていきましょう。
